運動前後の遊離脂肪酸

体内の脂肪酸が エネルギーとして使われるとき

遊離脂肪酸の形になります。 長時間にわたって

体力を使う運動を行った前と後の遊離脂肪酸を

比較すると、運動前に比べて運動の直後は著しく

上昇していることがわかります。この上昇の仕方が

激しいほど、遊離脂肪酸がエネルギー源として

たくさん利用されたことをあらわしています。

遊離脂肪酸が使われるのは、運動を開始してから

10分後くらいからなので、じょうずに脂肪を燃焼

させるには、あまり強くない運動を長い時間かけて

行ったほうが効果的といわれているのです。

とはいっても、仕事や勉強が忙しく、運動時間を

長くとれない人がほとんどでしょう。

そんなときは、日常生活の中でキビキビとよく動く

ようにするなど、ちょっとした意識の持ち方で

遊離脂肪酸の使われ方も大きく変わってきます。